このページでは牛を例として受精卵核移植の方法について解説します。

なお、この解説をDirectorによってより簡潔にまとめたものがあります。

                どうぞご覧ください。

→ Directorによる受精卵核移植の解説


まず、コピー元の卵を持っているメス牛と代理母となるメス牛を試験場の中の牧場から連れてきます。

仮に牛の名前を牛Aと牛Bにします。

それから他のメス牛から未受精卵を手に入れてきます。
まず、核分裂期になった受精卵を牛Aから取り出します。その後、酵素を使って分裂している受精卵の核を一つ一つに切り離します。この時切り離された一つ一つの核を胚割核と呼びます。

次に、他のメス牛から摘出した未受精卵から非常に細かくできているピペット(スポイト)を使って核だけを抜き出します。その中に先ほど摘出した胚割核を先ほどのピペットを利用して埋め込みます。
ただしただピペットで移植しただけでは未受精卵と移植した核は融合しないので電気ショックを利用してこの二つを融合させひとつの受精卵とします。この段階で最初のコピー元となる受精卵のクローン卵ができたといえます。
この後は牛Bの子宮の中に移植が終わった卵子を埋め込み、うまく妊娠したかどうかを超音波センサーを利用して確認します。うまく妊娠してくれれば牛Aから生まれてくるはずの小牛のクローンが生まれてきます。

未受精卵をもっと利用して胚割球を移植し、たくさんのクローン小牛を作り出すことは可能です。通常核分裂が始まって3−4日後の8−16に分裂したものを使用するため、うまくいけば16頭は作成可能だそうです。


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