体細胞核移植
このページでは羊を例として体細胞核移植の方法について解説します。
なお、この解説をDirectorによってより簡潔にまとめたものがあります。
どうぞご覧ください。
|
|
まず、コピー元であるメス羊Aと代理母となるメス羊Bを試験場の中の牧場から連れてきます。 |
![]() |
羊Aの乳腺、皮膚組織などから体細胞を切り取ってきます。(ドリーの時は乳性細胞を利用しました。) この切り取った状態では皮膚組織なら皮膚組織になる遺伝子しか活動していないので利用できません。 |
| そこで、細胞を培養するのに必要な栄養の20分の1の培養液で培養します。すると活動停止状態になり卵子の中にあるデータが初期化され、、なんと、今まで眠っていた別の遺伝子まで活動するようになります。 | |
![]() |
次に他のメス羊から未受精卵を手に入れてきます。 |
|
|
他のメス羊から摘出した未受精卵から非常に細かくできているピペット(スポイト)を使って核だけを抜き出します。その中に先ほど摘出し、培養した体細胞の核を先ほどのピペットを利用して埋め込みます。 |
![]() |
ただしただピペットで移植しただけでは未受精卵と移植した核は融合しないので電気ショックを利用してこの二つを融合させひとつの受精卵とします。この段階で最初のコピー元となる受精卵のクローン卵ができたといえます。 |
![]() |
この後は羊Bの子宮の中に移植が終わった卵子を埋め込み、うまく妊娠したかどうかを超音波センサーを利用して確認します。うまく妊娠してくれれば羊Aとまったく遺伝的に同じクローン羊が生まれてきます。 |
なお、よりたくさんの未受精卵を手に入れてそれぞれ羊に移植すればたくさんのクローン牛が作れます。この方法ではコピー元として体細胞を使うためコピーもとの羊が死なない限りいくらでもコピーすることができます。