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氷河期

地球の公転軌道

氷河期とは地球の歴史の中で、極域の氷床が大きく発達した時期のことだ。この時期は長期間にわたって 、現在より大気や海洋が冷たかった。氷河期は過去に何度も訪れていて、どれも数百万年は続いた。一番最 近のものは約250万年前にくらいから始まった。

氷河は次のようにしてできる。

夏が寒いと、冬に積もった雪を夏の間にすべて溶かしきれなくなってしまう。つまり、冬に降った雪の量 (降雪量)は夏の間に溶けた雪の量(融雪量)より多くなる。翌年の冬、前の年に降った雪がまだ残ってい るので、その上に雪が降る。こうして毎年5〜6メートルの雪が積もっていく。これが万年雪である。万年雪 は、自分自身の重さで新しく積もった雪に押しつぶされ圧縮される。そして徐々に密度が高くなり、硬い氷 に変わって、氷河となる。

では、何が氷河時代をもたらすのだろうか?氷河時代をもたらす直接的な原因は冷夏である。冷夏をもたら す原因には地球の軌道にかかわる3種類の変化がある。

1つ目は、約10万年を周期とする公転軌道の変化である。地球の軌道はほとんど円形に近いが、それが木星 の引力によってゆがんで楕円軌道になることがある。楕円軌道のときは正円軌道のときと比べて、太陽から の距離が最高で1800万kmも遠くなる。そのため、楕円軌道で太陽から一番遠い位置に地球があるとき、北半 球が夏であると、冷夏となる。

2つ目は、地軸の傾きの変化である。地軸は、現在22.7度であるが、この角度が約4万年の周期で22〜25度の 範囲で変化する。傾きが大きいほど一定範囲の受ける太陽光の量が増えるため、北半球の夏は暑くなる。逆 に、傾きが小さいほど夏は寒い。

3つ目は、約2万5000年の周期をもつ歳差運動である。これは、まわっているコマのてっぺんがゆれる運 動と似ていて、2つ目と同様に地軸が傾く。このことから、冷夏が訪れる。

これらの3つの周期をミランコビッチ・サイクルと呼んでいる。この変化によって地球のうける日射量が変 化する。これが氷河期襲来の原因となる。



地球地図